字書きがSNS疲れで書けなくなった時、私が試して効果があった「デジタルデトックス」と回復法
「感想が欲しい」と思って工夫し、実際にもらえるようになった。 それなのに、なぜか心がしんどい。全然満足できていない。 同じ字書きとして、あなたもそんなふうに感じたことはありませんか?
前回の記事では「感想をもらうテクニック」を紹介しましたが、実は私、そのテクニックを駆使した結果、「数字の奴隷」になってしまい、筆を折る寸前まで追い込まれたことがあります。
「書く喜び」よりも「評価されること」が目的になってしまうと、創作は一気に苦行に変わります。 この記事では、私がSNS疲れでボロボロになった時に試し、創作の楽しさを取り戻すきっかけになった「デジタルデトックス」と「心の回復法」についてお話しします。
字書きが陥る「感想という名の沼」

最初は純粋に「読んでもらえたら嬉しい」という気持ちだったはずです。 しかし、数字が見える環境に長くいると、私たちの心には知らず知らずのうちに「4つの落とし穴」が生まれてしまいます。
1. 感想が「ノルマ」になる
初めて感想をもらった時は飛び上がるほど嬉しかったのに、次第に「今回は最低5件は欲しい」「先週より減った」と、感想が「達成しなければならないノルマ」に変わってしまいます。
2. 「互助会」へのプレッシャー
SNSでは、感想の送り合いで繋がりを築くことも多いですよね。
しかし、「感想をもらったからお返ししなきゃ」「すぐに反応しないと仲間外れにされるかも」という義務感が生まれると、交流そのものが重荷になります。
「感想を書かなければ、感想をもらえない」という強迫観念は、創作のエネルギーを確実に奪っていきます。
3. 数字分析の疲弊
閲覧数はあるのにブクマが伸びない
あの人はバズっているのに……
朝起きてすぐ数字をチェックし、一喜一憂する毎日。
自分の作品の価値を「外側の数字」だけで判断するようになると、自己肯定感はどんどん削がれていきます。
効果絶大だった「2週間のSNSデトックス」

そんな状況から抜け出すために私が試したのが、期間を決めてX(Twitter)などのSNSから離れることでした。
「アカウント削除」まではせず、アプリを消して一時的に遮断するのです。私の場合は「2週間」と決めました。
最初の3日間は辛い
正直に言います。
最初の3日間は禁断症状のように「みんなの話題に取り残されるのでは」という不安でいっぱいでした。
しかし、1週間を過ぎた頃から「朝起きていいね数を確認する」という習慣が消え、心が軽くなっていくのを感じました。
気づいたこと:「置いていかれる」ことはない
一番の懸念だった「仲間外れにされる」「忘れられる」という不安ですが、実際には何も起きませんでした。
SNSは流れが早い場所です。
自分が数週間いなくても、誰もそこまで気にしていません(良い意味で)。
「すべてのバズに乗らなくても大丈夫なんだ」と気づいた瞬間、肩の荷が降りました。
SNSを休んでいる間にやった「リハビリ」

ただSNSを見ないだけでなく、空いた時間で「自分軸」を取り戻すための行動をしました。
1. 「手書き」の創作日記をつける
デジタルから離れ、ノートとペンで日記を書きました。これが非常に効果的でした。
キーボードやフリック入力は速すぎるため、思考がネガティブな方向に暴走しがちです。
しかし「手書き」は書くスピードが遅いため、思考の速度を強制的に落とすことができます。
最初は愚痴ばかり書いていましたが、徐々に「本当はどうしたかったのか」「何を書くのが好きだったのか」という本音が出てくるようになりました。
2. 評価軸を「自分」に戻す
「他人からのいいね数」ではなく、「過去の自分」との比較を始めました。
- 「今日は300文字書けた」
- 「積読を消化できた」
- 「いいタイトルが思いついた」
どんなに小さなことでも、「自分で自分を認める」練習をしました。
画面の外側にある評価ではなく、自分の内側の充実感を記録することで、すり減った自信が少しずつ回復していきました。
まとめ:休むことは「逃げ」じゃない

もし今、あなたが数字や人間関係に疲れて「書くのが辛い」と感じているなら、それは心が「休みたい」と叫んでいるサインです。
スマホを置いて、SNSから少し距離を置いてみてください。
創作をやめるわけではありません。長く書き続けるために、必要な休息を取るだけです。
反応が見えなくなっても、あなたの作品の価値が消えるわけではありません。
……とはいえ、 「反応がない=価値がない」という思い込みを捨てるのは、そう簡単ではありませんよね。
次回の記事では、「たとえ反応がゼロでも、あなたの作品に確かな価値があると言える理由」について、もう少し深く掘り下げてお話しします。



